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キャンセルカルチャーと言われているものの定義

今回の記事でいいたいことはこれです。

あとこれですね。

キャンセルカルチャーって最近よく目にするようになった言葉です。

キャンセルカルチャーの定義(Wikipediaのもの)

Wikipediaでの定義はこんな感じ。

主にソーシャルメディア上で人物が言動などを理由に追放される、現代における排斥の形態。多くの場合、芸能人や政治家といった著名人を対象に、過去の犯罪や不祥事、不適切な言動(未成年だった頃の喫煙・飲酒など)とその記録(写真、動画、雑誌の記事、SNSの投稿とスクリーンショットなど)を掘り起こし、大衆に拡散、炎上を誘って社会的地位を失わせる運動や、それを良しとする風潮を指す

ここではキャンセルが、「社会的地位を失わせる」って意味に限定されていることをご確認ください。

キャンセルカルチャーの語義の拡散

ただ、キャンセルカルチャーってキャッチーな言葉だし、なんか言った気になる便利なマジックワードなので、かなり意味が拡散しています。


ファミマ署名ってなんだったけ?という方はこちら。

www.businessinsider.jp


「お母さん食堂」という「言葉」を使わないでほしい、という主張に対して、それはキャンセルカルチャーだっていう人が実際にいたんですね。

キャンセルカルチャーの語義の拡散の何が問題なのか?

言葉の意味って揺れ動くじゃないか!という主張はあり得ます。


逆に今って、キャンセルカルチャーってこういう言葉として認識されている方が多いと思います。

三者がキャンセル(多義)を求める運動

 

キャンセル(多義)ってのがポイントですね。

 

「お母さん食堂」という「言葉」を使わないでほしい

この主張こそがキャンセルじゃないか!

その署名をあつめる行為は、キャンセルカルチャーだ!ってなりますよね?

 

けど、キャンセルカルチャーって意味を「言葉(表現)」にまで拡大して使うならば、それって結局

 

  1. 表現規制(=法規制)まで目指す運動
  2. 表現に対する対抗言論にすぎないもの

 

この2つのどちらかが実際のキャンセルカルチャーの内容ということになります。

「お母さん食堂」という「言葉」を使わないでほしいは、2ですね。

そうだとすると、わざわざキャンセルカルチャーってことばつくる必要があるのかな?と。

 

逆にうまいな、とも思います。Wikipediaでの定義だけをみるとちょっと行き過ぎのようにも思えるじゃないですか。同じように、物事にたいする反対運動に対して、それは行き過ぎだよって批判してる感じを醸し出せるじゃないですか。

 

キャンセルカルチャーの語義の拡散の何が問題なのか?についてのわたしの考えは、それが社会に対するいろいろな意見がでてくるのを封じ込める呪いのことばになりゃしませんか?ということです。

 

結局キャンセルカルチャーってことばを必要とする人がいるってだけの話なんですよねー。そんな感じです。

あとこれですね。誰か調べてください。