【現行のゲーム画面】
主人公であるプレイヤー(あなた)は、左側の4人組パーティーの先頭にいる。職業は、司法書士である。
ゲームの進行は、右にみえるNPC(ノンプレイヤーキャラクター)が 、画面左上の書類(相続関係説明図)をプレイヤー側に提供した、という場面である。
これはゲーム「RPG相続登記申請」の攻略記事である。
ゲームへのリンクはこちら。
画面右のNPCが、今回のご相談者「田中Q太郎」氏である。
ゲームの進行上、プレイヤーであるあなたは、
「今回も、代表相続人は、お母様でよいのですか?」
と聞く。
事案の設定としては、
①銀行の預貯金関係の相続手続きはすでになしている。
その際につくられた相続関係説明図があり、
②ときをへて、このたびは不動産の相続手続きをする、というものである。
「今回も、代表相続人は、お母様でよいのですか?」
このとき、司法書士であるあなたは、ここをみている。
今回の相続人がふたたび母であっても、「窓口」として、当初の相談にはその子(ここでは田中Q太郎氏)が司法書士事務所にご相談におみえになることは、よくあることである。
その場合は、相続登記申請のご依頼は「母」からいただくことになるので、どこかの時点で司法書士は「母」と面談をすることが必要となる。
今回のゲーム「RPG相続登記申請」では、ご依頼者の母も亡くなっており亡父の相続についてご依頼者(田中Q太郎氏)は「弟」と遺産分割協議をすることとなる。
ゲームの進行において司法書士であるあなたは、相続関係説明図をつくりなおすことになる。
なお、このとき「相続関係説明図」のつくりなおしではなく、平成29年5月29日からスタートしている「相続関係情報証明制度」による書類作成をしないのかが問題となる。
これについては、現時点においては、銀行の手続きがさきになされていることにより相続情報証明制度を利用する実益がないため、相続関係説明図のつくりなおしを司法書士は選択している、ということのようである。
平成29年5月29日から施行される法定相続情報証明制度について
ひとまず相続関係説明図の見方は、以上のとおりである。
それでは、いざゲームの世界へ。
あなたは、True End にたどりつくことができるだろうか?
平成12年時点でつくられた書類は、縦書きである可能性が高い。下記リンクは、登記申請書についてのものであるが、参考のため提供する。