相続登記は、登記申請の場面では他人に迷惑をかけることがありません。
そのため時間をかけることができる事情があられるならば、ご自身で相続登記をなさることも1つの手です。またこれは相続未登記・所有者不明土地の増加という問題に立ち向かう営みとも言えます。
となるならば「登記を自分でやってみる!」ことについての専門家による良書をご紹介することも登記の専門士業としての司法書士の役割でしょう。
ということで今回オススメする1冊は、『そこが聞きたい 山林の相続・登記相談室』です。
『そこが聞きたい 山林の相続・登記相談室』著者は?
著者の鈴木慎太郎氏は、司法書士と社会保険労務士を兼業なさっていらっしゃいます。愛知県名古屋市にて「すずきしんたろう事務所」を主宰されています。
ブログと労働法に関わる分野についてのホームページをご紹介しておきます。
読み物としてもめっぽう面白いですし、司法書士業務を行ううえでもとても参考になるサイトです。
旅行書士雑記帳のなかの労働法関係の記事は、本当におもしろいです。
ご覧いただければ、著者との相性もなんとなくわかるのではないかと。
『そこが聞きたい 山林の相続・登記相談室』は、どんな本か
山林の相続を例にとり、不動産を取得する可能性のある方に、何を準備すればよいのかをオールインワンで教えてくれる本です。
一般の方で、全部知ってる……という方はいないだろうというレベル感です。しかし、必要なことがらがちゃんとわかりやすく書いてあります。
章立ては、以下の通り。
相続の準備編
相続登記編
譲渡(贈与・売買)編
合筆・分筆編
後見・信託編
困った時のアドバイス
困った時の相談先と、そのための準備
最後にオススメの書籍の案内もあり、ぬかりありません。
その構成も含めて、不動産サイトを運営なさっている方には、座右の1冊ではないでしょうか。パクったらダメですよ!
本書は「登記を自分でやってみる!」ことを支援する本です。わたしの仕事がなくなるかもしれない!笑。しかし、司法書士はここまでの知識をもとに登記手続きを行っているんだということが垣間見える本でもあると思います。ぜひご覧になってください。