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立憲主義と民主主義とは緊張関係なの?(若い方へ「選挙へ行きましょ」という記事です)

3人の女子高生が立憲主義について語っているマンガ

 

自分たちの未来は、自分たちでつくってちょうだい!

 

私が言いたいことは、以上です。

私が言いたいことは、以上なのですが、これにプラスして、今回は、憲法について書いてみます。

というのも、この記事は、若い方に選挙に行こう!と言っているのですが、その選挙権を行使するのに前提となる考えるヒントは、まだまだ足りてないような気がするからです。

その考えるヒントとして、憲法について書きますが、憲法について書くといっても、安保法制、憲法第9条、自衛隊、このあたりのことには踏み込まずに書いてみます。

 

憲法は、何をしているのか?

 

これは、憲法ができてきた歴史を振り返ると、憲法が何をしているのか?が分かりやすいかと思います。

もともとヨーロッパには、王様がいて、結構好き勝手やっていました。王様が、法律を決めて(立法)それをもとに執行して(行政)あと争いがおきたら裁判して(司法)と、王様が全部の権力をにぎっていたという。

ざっくりしすぎていて、ここにつっこみくらったらどうしようもないのですが、①この状態は危ないやろ、ということで、その権限を奪って、しかも分割した、一手に握らないようにしたというところがミソなんだと思います。これは、日本国憲法でもそうなってます。ここは分かりやすいかも。

また、ちょっと分かりにくいのが、なんとなく②人権というものが憲法に規定されていると、授業で習われたかと思います。これも、いかに王様といえども、人権を侵害することはできませんよ!という意味で、王様(権力)を縛っています

結局、憲法は、何をしているのか?といいますと、国を 国家権力を縛っています。昔の王様の権力を分割したけど、それでも、今分割されたそれら国家権力を行使する人を縛る。これを立憲主義といいます。これは、逆(裏?)の面からいいますと、日本国憲法第99条は、憲法尊重擁護義務がうたってありますが、この中に、国民は名宛人になっていません。

 

日本国憲法 

第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

 

私人であれば、どんな憲法観をもっていても自由ですよ!

 

憲法の人権規定がどのような働きをするのか?

 

まずは、こちらをご覧ください。

bylines.news.yahoo.co.jp

ジャーナリストの江川紹子氏が、憲法学の泰斗、樋口陽一・東京大学名誉教授にインタヴューをなさっています。2015年7月4日の記事です。

 

一方、憲法は立憲主義のためにあるのであって、あえて誤解を恐れずに極論を言えば、民主主義を進めるためにあるわけではない。民主主義を一生懸命やるのは 政党であり、国民であり、労働組合だったりするわけですが、「それは結構だけれど、それにも限界があるんだよ」ということを示すのが憲法学の立場。このように、『民主』と『立憲』は、純粋論理的に考えると緊張関係にあって、決して予定調和ではないのです。

【出典:上記リンクより】

 

まず、立憲主義と民主主義は、純粋論理的に考えると緊張関係にあって、ということをいったん正しいとしてください(憲法学の泰斗だろうがなんだろうが、まず疑う!という態度は、学問的態度として大事!とも思いますが、とりあえず先にすすみますね。)

 

『民主主義を一生懸命やるのは 政党であり、国民であり、労働組合だったりするわけですが、「それは結構だけれど、それにも限界があるんだよ」ということを示すのが憲法学の立場』とのことなのですが、ここは、そういう具体的事例を一つあげれば良いかな?と思います。

 

民主主義が、なじまない分野がある(まつむらの答え)。

 

それは1つは、表現されない個人の内面、思想、考えです。

日本国憲法 

第19条 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。

 

これは、国民がどんな考えをもっていても、それが内心の領域にとどまる限りは、絶対的に自由である・・・という説明が憲法学的にはなされるところですが、言いかえると、個人の内心は、民主主義が及ばない分野であり、民主主義が及ばないということを憲法に書いておくんですよ!ということになります。

 

私人であれば、どんな憲法観、国家観、世界観、人生観をもっていても自由なんです!どんなにいいことであっても、国家から(世間から)思想を強制されることは、憲法学的には、おかしな話なのです。

 

なんとなくお分かりいただけたでしょうか。民主主義が目の敵にされているような気がしますが、法律ができるさい(これは国会でつくられますが)ここではたらく原理は、民主主義なんでですね。今、考えていたのは、憲法のなかの人権規定がどのようにして国家権力を縛るか?という話でした。

 

ほかにもあります。民主主義が及ばないとする人権規定。ここでは省略しています。また、個人の考えが、表明されるとき、表現されるとき、このときはどうなんだ?ということも次に考えるべきテーマですし、ここで考えていない人権規定の意義というものもあります。

 

憲法学でした。政治学じゃないですよ!という

 

私が勉強した憲法でした。あと基本的には、私が言いたいことは、若い方は、自分で考えて、自分の未来を決めていけばいいんじゃない?という感じです。

 

まだ間にあうでしょ。今は、ネットもありますから。さすがに私が18歳の頃は、まだ無理だったと思います。情報がないですから。今は、若い方でも、結構自分で調べることができるんじゃないか?と。どうなんでしょうね。そしてどんな未来を想像されているのでしょうか?

 

選挙に行こう!というエントリでした。そして自分たちの未来を決めていきましょ!と。とりあえず、今日は、これまでっ。

 

冒頭のマンガは、コミPo!(コミポ) をもちいて作成しています。