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小説「炎立つ」 人を動かす物語のチカラ。なぜわたしは東北にいきたいと思ったのか?

2015年6月7日の記事をリライトしました。

 

憧れたのでした。

なぜわたしは東北にいきたいと思ったのか?


今多くの自治体は、観光客を呼び込みたいといろいろお考えになっていると思いますが、一つの答えになるのではないかと思います。おおげさですか?


「炎立つ」を読んで以来、一度は、その舞台、東北にいってみたい、と思っておりました。東北の復興のために観光客としてお金を使う、という考えもあるにはありましたが、それよりも行ってみたい憧れの土地でありました。

 

 

 
まつむら
経清さまの歩いた土地を歩いてみたいっ

 

経清さまは、「炎立つ」の主人公です!



本当に物語に人を動かすチカラがあるのか、ぜひご自身で実験していただきたいのですが、現代人は忙しいので、今読むべき本なのか?買って損しないのか?疑い深い方もいらっしゃるかと思います。

まずは、物語に人を動かすチカラがあるのかを実証するための物語として「炎立つ」が適しているかどうか(偉そう!すみません!)その推薦の理由を書きたいと思います。

そのあとは、単なる旅行記です。ただ、炎立つを読んだあとは、ここは行ったほうがよいですよ!とのオススメの場所は書いています。

 

 

今、炎立つをオススメできる理由

 

炎立つは、NHKの大河ドラマになっています

 

これで少なくとも、多くの方がご覧になっているということは言えると思います。


下は、Amazonへのリンクとなっています。とりあえず、熱いコメント欄をご覧ください!(^^)

わたしは本から入りましたが、SMAPの稲垣吾郎さんも出演なさったりしていて、渡辺謙さん、安部貞任を演じる村田雄浩さん、源頼義演じる佐藤慶さん、その他の俳優さんもすごく豪華な顔ぶれです!

  

NHK大河ドラマ 炎立つ 完全版 第壱集 [DVD]

NHK大河ドラマ 炎立つ 完全版 第壱集 [DVD]

 

 

ここが凄いよ炎立つその2

 

ある方は、炎立つは「歴史書」である、という評価をなさっています。わたしはここから入りました。えっ?小説ですよ?これは読まないといけないのかな?と。

そのあるお方とは、明石散人氏です。

明石先生は、京極夏彦氏の本に出て来る明石の先生です。

下記リンクの対談本にあったのです。「歴史書」と書かれていました。

お二方の対談は爽やかです。

明石先生と、高橋先生は、それぞれ東洲斎写楽の特定について、別の結論を導く本をそれぞれ書かれています。そのことをお互いの説をどのように考えていらっしゃるのか?

スリリングな対談本です。ぜひこちらの本もどうぞ。

写楽殺人事件 (講談社文庫)

写楽殺人事件 (講談社文庫)

 
東洲斎冩楽はもういない (講談社文庫)

東洲斎冩楽はもういない (講談社文庫)

 

 

 

推薦する理由とは違いますが、マーケッターにもオススメできる本なのかも


私が持っている文庫版「炎立つ」全5冊には、巻末に別々のかたによる「解説」がありますが、ぜひ宮部みゆき先生の解説をご覧ください。

宮部先生のちょっとした文章、読むといつもすごい!と思ってしまうのですが、ここでも何が高橋先生にこの小説を書かせたのか?実作者ならではの指摘をなさっています。

ここに人を動かす秘密がある、かもです。

わたしは、高橋先生の小説を読んで「憧れ」によって動かされたのですが、その高橋先生を動かしたものはなんなのか?

マーケッターは神話を読むべきという話があるのなら、マーケッターは歴史書を読むべき、極上の小説を読むべきとも言えるのかな?

すみません。ここは自分でもよくわからんことを書いてます。

ただ普段小説を読まない方にもオススメできる小説ですよ!と言いたいというぐらいの意味で読んでいただければ幸いです。

この後はとりあえず旅行記です。ただ、多賀城跡を全力でオススメするという内容になっています。

 

旅のプラン


プランでは、とりあえず金色堂はみる、と。できるならば、衣川の柵や、鬼切部もみたい、と思っておりました。読んだら、行きたくなるでしょう。


読んでる最中は全く理解できていなかったのですが、今回の旅行の前に、位置関係はちょっとだけ把握いたしました。

朝廷側の国府(拠点)があった多賀城(宮城県多賀城市)は、だいぶ下(京都寄り)なんですね。

経清さまが(主人公です!)、せっかく坂上田村麻呂が、胆沢(現在の岩手県奥州市)まで制圧したのに、全てが旧に復している(安倍氏の勢力範囲が拡大している)と嘆くシーンがあります。ここは、今回の旅で、多賀城跡にて、同じことを考えてみました。すっかり気分は、第1巻の経清さまであります。 

 

Google マップ

高速で1時間30分かかります。歴代の陸奥守もだんだん億劫になったのですね。そして朝廷側の勢力範囲は、南の多賀城近辺までになってしまった、という。北で、ひそかに安倍氏の勢力範囲拡大!

 

ちなみに「炎立つ」を今から読む方は、文庫本なら1巻から5巻までをまとめ買いすることをおすすめします。どっちにしろ途中でやめるのは、難しいですから。1巻、2巻しか買ってこなかったら、うおー、となります。早く3巻が読みたい!! 

 

スマホアプリ「じゃらん観光ガイド」

 

多賀城跡を訪ねることができたのは、偶然と言えば偶然でした。

GWということで、宿が取りにくかったこと。

1日目岩手県いわて花巻空港から、2日目宮城県松島に泊まりの3日目仙台空港から帰るという日程になり、

旅行中に気まぐれにダウンロードした、スマホのじゃらん観光ガイドというアプリが画面が見やすかったので、こちゃこちゃ触ってたら、多賀城跡が表示されたこと。

まあ、帰りの空港の時間までの暇つぶし、という気持ちでいってみたのですが、ここが旅行のハイライトとなりました。

 

 

アプリでは、そこを訪ねた人のクチコミが読めるのですが、多賀城跡については、「何もない」と複数の方が書いておられたので、あまり期待しておりませんでした。

到着すると、ちょっとした駐車スペースがあり、車をとめて、高台を目指しました。

 

「先生」との出会い

 

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多賀城跡のふもと?でパシャリ

 


結構ふっふ言いながら階段をのぼると、確かに何もない、と言って良いのかな?子供さんを連れたママさんがシートを敷いて、ピクニックをされてました。

その奥に建築物の基礎みたいなものがあり、あれが多賀城を復元したものなんだろうな・・・と。

とりあえず登ってすぐ手前に、案内板みたいなものがあり、そこにボランティアの方がいらっしゃいました。学校の校長先生を退職なされたような雰囲気の、優しそうな方でした。

 

 

先生「どちらから来られたのですか?」

私「熊本からです」

先生「おおー熊本からですか。それはそれは。ところで、ここには何故来られたのですか?」

私「炎立つを読んだからです!!」

 

 

先生は、ニッコリなさったような気がします。

教えていただいた新たな知識として、大宰府、平城京、多賀城は、同じ時代につくられたものだそうです(「大」「太」ここは点がつかなくてもいいんですね)。

なるほど、経清さまの時代よりも前なんですね!

そして手元のファイルをお示しになり、城下町の広がりを教えていただき、また、奥までご案内いただき、発掘の際に出てきた石を教えていただきました。

この時点で大興奮なんですけども、先生がおっしゃった一言がすごく記憶に残っています。

 

 

「薩摩隼人の隼人という言葉も、蔑称だったんです(そうですか!知らなかった!)。ただ今は、良い言葉として使われているでしょう?(そうですね)」

 

 

私は、先生が次におっしゃりたいことは、分かりました。

先生は、蝦夷(えみし)という言葉が、かっこいい言葉になっていないことを残念に思っているとおっしゃいました。

私は、そこでは言えなかったのですが、言えば良かったと後悔しています。

私は、ちゃんと炎立つを読んでいます!と。

炎立つを読んだら、蝦夷として生きる、ということは恰好良く生きると同義ですよ!と。

 

ふと思ったこと。地方消滅論について

 

ふと思ったのですが、伝える人がいる限り、地方は消滅しないんじゃないか?と。

逆に伝える人がいなくなったら、地方は消滅する。

ものすごくおおげさにいうとブログの役割はこういうところにもあるんじゃないかと妄想しました。

埋もれていく、歴史とはなりえないコトバを残していく・・・


そしていつか誰かが(AIが?コンピューターが?)ものすごく大量のブログ記事を全部ひっくるめて考古学的に面白がってくれるかもしれないってとこで、とりあえずブログ書いとくっていうのでもいいのかな?と。ダメですか?


今の時代の南関町の一庶民(わたし)の暮らしを綴る。

私の理論で行くと、わがふるさと南関町は消滅しないことになりました。

 

Googleさんは、検索サービスだし、この記事も読まれなかったら、人々の記憶にも残らないとは思うのですが・・・


ただ佐々木先生も今の時代を生きておられたら、口授なんかせずに、ブログ書かれるんじゃないかと思います。

いちおう、佐々木先生は、このブログ記事中の先生のことじゃないですよーというところで今回は、これまでっ。

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資料もありがとうございました!

 

 

 

ブログ記事さいごの佐々木先生のくだりは、こちらの本に詳しいです。

ただこの本を読んでいただくと、自動的に「炎立つ」を読まざるを得なくなると思います(・∀・)

 

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